海外在住の博士研究員が語る!理系とーくラボ参加の多大なメリット(メンバーインタビュー#1 さいぼうさん)

海外在住の博士研究員が語る!理系とーくラボ参加の多大なメリット(メンバーインタビュー#1 さいぼうさん)

本日はアメリカで博士研究員として働いているさいぼうさんへのインタビュー!

SNSで発信を続ける中で科学系オンラインコミュニティ「理系とーくラボ」を知り、入会。

そんなさいぼうさんに理系とーくラボに入会してよかったことや、理系とーくラボの使い方について聞いてみました。

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有機系博士ともよしがイベントで使用したスライド資料①②の2点です!

①「有機化合物の分離/精製 基礎から上級テクニックまで @ 異分野融合Bar」
②「有機化学Bar 〜有機分子の構造決定をしてみよう!〜」


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プロフィール

さいぼう

獣医師国家資格、博士号を取得後渡米。 2020年より、自身の経験をもとに大学院生の心をラクにする言葉の発信をはじめる(TwitterInstagram参照)。 2023年からはclusterでの音声配信、理系とーくラボへのブログ記事投稿へと活動の幅を広げている。

理系とーくラボに入ったきっかけ

―改めて、さいぼうさんが理系とーくラボに入会したきっかけを教えてください

さいぼう:

ともよしさんのこのツイートがきっかけですね。

不特定多数の人とオンラインランチをしているというだけでも意味が分からないのに、それに「ハマって」いるというさらなる謎(笑)

こんな変な人と1度話してみたいなーと思ったのがきっかけでしたね。

―変な人(笑)。実際に話してみてどうでしたか?

さいぼう:

想像していたよりもっと変な人でした(笑)

だって「科学でつながるオンラインコミュニティ」を運営しているっていうんですもの。

その頃はオンラインコミュニティなんて、オリラジのあっちゃんや、キングコングの西野さんのように「有名人がやっているもの」程度の認識しかなかったので。

―でも、そのコミュニティに入会することになったんですよね?

参考:科学系オンラインコミュニティ「理系とーくラボ」

さいぼう:

そうです。

一番大きかったのは僕の発信目的の1つである「つらい思いをしている大学院生を減らしたい」というのが、ともよしさんの発信目的の1つでもあったんです。

この目的が共通していたのが大きいですね。

僕はその頃ツイッターで、自分の経験をもとに大学院生向けのアドバイスをしていました。

そして、そろそろ活動の幅をブログや音声配信に広げたいなーと。

一方、ともよしさんはブログをもっていたけれど「記事を人に書いてもらうお金がない」とおっしゃっていました。

「それなら僕がやりますよ」と。

最初のオンラインランチで話がまとまったんですよね。

―需要と供給の一致ですね!さいぼうさんは既に4つ記事を書かれていますが、すべてタダで書かれたんですか?

さいぼう:

いえ。お給料をいただいております。

「タダでブログを書かせるわけにはいかない」と。

ブログの執筆経験があるともよしさんは、その大変さと価値を分かってくれているんだと思います。

このインタビューも記事にするのは僕なので、ガッポリ稼がせていただきます(笑)

夢は本を100万人に届けること

―「つらい思いをしている大学院生を減らしたい」ことがさいぼうさんの発信目的ということでしたが、どんな発信をしているのですか?

さいぼう:

1つはTwitterです。

1日1ツイート頑張っています。

あとはKindle書籍を書いています。

執筆経験がなくても、書籍を簡単に出版できるようになった時代の恩恵ですね。

―まずはツイートやさいぼうさんが書かれた本をいろんな人に届けるところから始めたということですね?

さいぼう:

そんな感じです。

なかなか反響もないのでなんどもやめようと思いました。

「こんなに一生懸命文章書いてるのに、誰も読んでくれないじゃん!」みたいな。

でもたまに「もっと早く知りたかった」とか「大学院に行く前に知れてよかった」なんて声をいただくんですよね。

そんな声やレビューをもらえると、次回作も頑張ろうと思います。

―具体的な目標は?

さいぼう:

いつかは100万人にボクの言葉や書籍が届くといいなと思っています。

―すごい大きな目標ですね。

さいぼう:

修士課程に進学する学生が全国で毎年10万人前後いるので、最短で10年で叶います(笑)

ぜひ大学院を目指す皆さんは読んでみてください!

Kindle書籍へのリンク

さいぼうさんの悩み:反響がなくてつらい

―大きな目標に向かって一目散に進んでいるイメージがあるさいぼうさんですが、悩みとかあるんですか?

さいぼう:

普通にありますよ(笑)

一番の悩みはさっきも言いましたが反響がないことですよね。

僕が何を言っても、何を発信してもだれも見向きもしてくれない。

フォロワーも増えない。

なのに、僕よりツイッターを後に始めた人のフォロワーが1週間で1万人を超えていたりする。

そんなことに逐一怒ったり、不安を感じたりしていました。

理系とーくラボ・分野別チャンネルで得られた反響

―理系とーくラボに入ってからその悩みに変化があったんですか?

さいぼう:

そうですね。

理系とーくラボに入ると加入できるSlackがあります。

そのSlackをSNSのように利用しています。

理系とーくラボのメンバーさんは知識にどん欲。

色々なつぶやきにコメントやスタンプを押してくれます。

そのため発信を続けるモチベーションを高く保てるようになりました。

―理系とーくラボのSlack内で発信するというのはどういうことですか?

さいぼう:

Slack内にある「チャンネル」という機能を利用します。

一番活用しているのは「分野別チャンネル」ですね。

理系とーくラボには「医学」「農学」「生物学」「法学」「天文学」などの専門分野に特化したチャンネルが36個あります。

ボクの専門は「微生物学」なのですが、この分野は最初はなかったので、ともよしさんに頼んで作ってもらいました。

―「微生物学チャンネル」でどのようなことをやっているのですか?

さいぼう:

主にクイズを投稿して、他のチャンネル参加者と遊んでいます。

せっかく10年間も細菌について勉強してきて博士号をとることができました。

この知識を使って人を楽しませられる企画がしたいと思っていたので「クイズ」という形をとりました。

今はいろんな分野の人が参加してくれています。

理系とーくラボSlackのスクリーンショット

1日平均90件以上の投稿がある活発なSlack!画面はさいぼうさんがクイズを投稿している「微生物学チャンネル」の様子。

理系とーくラボに入って見えてきた!次の挑戦は分野別セミナー!

―「微生物学チャンネル」の今後は?

さいぼう:

クイズを投稿する中で、「微生物学」なんてニッチな分野に意外と興味を持ってくれる人がいることがわかりました。

なのでよりニッチに「細菌学」に関するセミナーをやる予定です。

―よりニッチに!?

さいぼう:

よりニッチに、です(笑)

博士というだけでもニッチな存在かと思いきや、理系とーくラボには博士の学生や博士号を持っている人がたくさんいるので。

専門分野を生かした発信をしていかないと埋もれてしまいますから。

「細菌」に興味のある方はぜひいらっしゃってください。

理系とーくラボ 細菌学セミナー

細菌学セミナーのポスター。細菌学セミナーの詳細は理系とーくの別の記事で紹介しています(コチラ)。

―よりニッチな内容の発信!理系とーくラボはどんな貢献をしてくれましたか?

さいぼう:

このコミュニティのおかげで細菌好きの仲間ができました。

上記のポスターにも名前が載っているGoroさんです。

彼とは微生物学チャンネルにクイズを投稿し始めて、しばらくしてから出会いました。

今では一緒にクイズを出し合い、細菌学セミナーを企画するほどの仲になっています。

仲間と一緒に少しずつ影響力をつけて「本を100万人に届ける」夢に近づけている気がします。

理系とーくラボに入ってよかったこと

―続いて、理系とーくラボに入ってよかったことを教えてください。

さいぼう:

つらい時に相談できる仲間が、現実のコミュニティ外にできたことです。

キャリアや仕事の悩みで、身内や職場の仲間に話しづらいこととかあるじゃないですか。

そんな、ちょっと距離があるからこそできる話題を聞いてもらう場としても利用しています。

―Twitterではなく理系とーくラボなんですね?

さいぼう:

理系とーくラボだと、専門分野が違くても大学院出身の方が多いので。

なんとなく僕が研究者として悩んでいることの背景もわかってくれるんですよね。

あと、お悩み相談にウェルカムな方たちがoViceというプラットフォームに常駐していらっしゃるので。

いつもお世話になっています。

理系とーくラボoVice

理系とーくラボ会員限定のoViceサイト(ラボバーoVice店)。参加者が24時間365日自由に会話できるスペースとして利用できる。

理系とーくラボに今後改善してほしいこと

―一方で、理系とーくラボに改善してほしいことはありますか?

さいぼう:

うーん。

特にありません(笑)

しいて挙げるなら、イベントの告知から開催までをもう少し長くしてほしいですね。

メンバーの皆さんのイベントにはなるべく参加したいです。

しかし、告知が開催日の1週間前だとすでに予定が埋まっていることが多くて…。

「来週こんなイベントやります!」

「行きたい!」

「でも仕事の予定が…」もしくは「別の用事が…」となってしまうことが多いんです。

最低でもイベント告知から開催までを2~3週間くらい空けてくれると、参加できるイベントが増えますね。

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ズバリ!こんな人におススメ「理系とーくラボ」

―最後に、どんな人に理系とーくラボをススメたいですか?

さいぼう:

大学院を卒業して、自分の専門分野を発信している人やしようとしている人にはぜひ入ってもらいたいです。

メンバーにも知識にどん欲な方が集まっているので、TwitterやInstagramでは得られなかった反響が理系とーくラボで得られます。

「反響がなくてもとにかく続ける」ことが発信の極意ですが、それはなかなかつらい。

特に発信を始めたばかりのころは反響なんてありませんからね。

そんな、これから自分の専門分野について発信を始めようとしている人にススメたいです。

まず理系とーくラボ内で発信することで、反響をもらいながら楽しく発信を続けられますよ。

―たしかに!今日はお話聞かせてくださりありがとうございました~♪

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