【アンサングシンデレラ】病院薬剤師の仕事内容を超リアルに描いた漫画がドラマ化！！

この記事を書いた人
最新の記事

takashi

副代表。有機化学と生物学、いわゆるケミカルバイオロジー研究者です。理系が輝く場所を作ります！6年薬卒で、薬局薬剤師としての労働経験があり、化学系薬剤師としても活動してます。

アンサングシンデレラとは？

アンサング（unsung）とは、「褒め称えられない」という意味です。薬学部を卒業して薬剤師になった女性が病院薬剤師として成長していく様子を描いた漫画です。薬剤師は医療業界の「縁の下の力持ち」とよく表現されます。そういった面から、このタイトルはほんとに適しているなと感じています。

アンサングシンデレラの漫画

アマゾンで購入できるので、テレビの後でも前でもいいと思います、原作との違いを楽しんでください！

フジテレビで木曜に放送(2020.04.09 スタート)

https://www.fujitv.co.jp/unsung/

アンサングシンデレラは、2020年の4月から木曜日10時の枠で放送されます。石原さとみさん主演で非常に楽しみですね！

アンサングシンデレラのキャストが豪華

石原さとみ・西野七瀬・清原翔・桜井ユキ・井之脇海・金澤美穂・真矢ミキ・迫田孝也・池田鉄洋・でんでん・田中圭　などなど大変豪華なキャストですね！薬剤師関係の番組にこれだけのキャストを選んでいただけるのは大変うれしいです。世間の注目も高いキャストなので、非常に楽しみにしています。

病院薬剤師の業務は人目につかないけど重要な仕事

冒頭でも触れましたが、薬局薬剤師と比べて、病院薬剤師の仕事は患者さんとの接点が少なく、あまり目立つ仕事ではありません。ですが、その割に、病院薬剤師の仕事はとっても大切なんです！！ざっくりですが、病院薬剤師の仕事内容を紹介しておきます！！

処方内容の確認：「お医者さんからもらったその薬、大丈夫？？」

例えば、あなたが病院に行き、医師の診察を受けます。診察の最後に「じゃ、○○と○○というお薬をだしておくので、飲んでください」と言われますよね？？

あなたが診察室を出た後、医師は処方箋を書きます（実際にはPCで入力→プリントアウト）。

この後、日本には医薬分業というシステムがあるので、院内処方か院外処方で薬の受け取り方法が分かれます。

１．院内処方

昔は院内処方が主流で、処方された薬も病院で受け取ることが主流でした。
大きな病院の中には薬剤師がいるので、医師の処方内容に間違いがないかをチェックしてくれます（←アンサングシンデレラの仕事の一部です）。しかし、街中の小さなクリニックには、薬剤師がいません。院内処方である場合、勤務している(基本一人の)医師以外に「処方された薬がほんとに正しいのか？？」ということを客観的に判断してくれる専門家がいません。

２．院外処方

こちらは、患者さんに処方箋を持って薬局に行って、薬剤師から薬を受け取るというものです。このワンクッションを挟むことで「薬の専門家に処方薬の飲み合わせを確認してもらう」ことができます。時々薬局に在庫がなかったりと、金銭・時間的な迷惑をかけてしまいますが安全な医療のためです。ご理解いただけると助かります。詳しいことをもっと書きたいのですが、話が逸れてしまうのでこの辺で。

病院薬剤師も、薬局薬剤師も、患者さんのために、医師と二人三脚で医療を進める大切な存在なのです。

病院で採用する薬選び

この決定権は病院によっても異なりますが、病院でどのような薬を採用するかも仕事の一つです。薬には数万の種類があり、すべてを病院に採用してたら、期限が切れたりとデッドストックで、赤字になってしまいます。（病院が簡単に潰れると困りますね？）適切な薬を病院に採用し、入院患者が持ち込んだ薬の代わりになるものを選んだりします。

その他にもいろいろな仕事があります。ぜひドラマで病院薬剤師の仕事を知ってください♪

（CMです）
LINE登録特典ができました！

有機系博士ともよしがイベントで使用したスライド資料①②の2点です！
↓
①「有機化合物の分離/精製　基礎から上級テクニックまで @ 異分野融合Bar」
②「有機化学Bar 〜有機分子の構造決定をしてみよう！〜」