薬学部/薬剤師の魅力・やりがい・苦労

薬学部・薬剤師の魅力・やりがい・苦労
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副代表。有機化学と生物学、いわゆるケミカルバイオロジー研究者です。理系が輝く場所を作ります!6年薬卒で、薬局薬剤師としての労働経験があり、化学系薬剤師としても活動してます。

理系とーくには高校生とか、人生を考え直す理系人が訪れてくれると思うので、私の人生から、

薬学部に行って感じた魅力や、薬剤師になって嬉しく感じたことを紹介します。

 

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薬学部の魅力・苦労

薬学部に時代に感じた薬学部の楽しさや魅力、薬学生の苦労についてです。

薬学部は、6年と課程が長く、学問の難しさからリタイアしてしまう人が結構出てしまう学部です。

特にかわいそうな例が、親のエゴで入学させられたりしているケースがあります。

ですが、学問的に高レベルな薬学部では、ほんとに薬学を好きになれない人は、過酷な6年間を過ごすことになります。

どんな人が、薬学部に向いているか、どんな人は苦労してしまうのかを解説します!

 

薬学部に適した人

takashi
化学が好き。生物が好き。医療に興味がある。

この3つのうち、2つに当てはまれば、間違いなく薬学部で楽しく学べます!!

薬学部の講義で、一番の肝となるのが「生化学」だと思います。

生化学というものは、生物を分子レベルで理解する。という学問です。医学部でも必須となる学問です!

なので、化学も生物も得意な人は、薬学部では最強です。

私の場合、本当に薬学部が性に合っていました。なので、薬学部の勉強面で苦労した記憶がありません。とても楽しかったです。

別記事で、薬学部で開講される講義の一覧をまとめたものがありますので、良かったら過去記事を参照ください。

 

薬学部でのの苦労

化学や生物に興味がなくて、資格目的で薬剤師を希望する人は、ほんとに苦労します。

薬学部では、6年間で2メートル分の教科書を学習します。本当に好きな人じゃなければ、辛いだけです。

単位にもシビアで、私立大では、学年の40%ぐらいが留年します。

そのプレッシャーで自殺する人もいるぐらいの学部です。

なので、親族のエゴで入学させることは本当におすすめできません、

純粋に科学に興味がある人が行くべき学部だと思います。

あともう一点知っておいてほしいことが…授業が多いことです。

週に20コマぐらいあるので、まず一般的に認識されるような、大学生気分は味わえません

医学部や薬学部には、遊び目的で来ないでください!

あと6年間は長いです。女性はこの長さを気にしたりしますね。でも、6年である程度安定した人生が保証されるなら安いものだと思います。

 

薬剤師の魅力・苦労

薬学部を卒業したら晴れて薬剤師です。

私も時々薬剤師として薬局に立つので、その時感じる魅力や苦労をつづります。

魅力

薬剤師は、医師が書いた処方せんをチェックし、実際に患者さんに病状を聞いて、医師が出した薬が適切かを判断します。

私のHPでも、

しているので、薬剤師の仕事内容に興味がある人は覗いてみてください。

様々な医師がいますが、当然ながら各医師によって使う薬のタイプが異なります

なので、病院の方針が合っていない患者さんには、違う病院をセカンドオピニオンとして勧めたりすることがあります。

実際にあった1例を紹介します!

「この症例には、この薬は合わないんじゃないかな?でもここの医師は他の薬使おうとしないんだよな…」

というケースに出会ったことがありました。そこで、他の病院を勧めたら「調子がよくなった、ありがとう」と言われたことがありました。

この時は心からうれしかったです。

患者さんにとって、適した医師と出会えることは、それだけで人生を変えるきっかけとなります。

一人の人生を変えることができたことはとてもうれしかったです。

この他にもいろいろな良かった経験がありますが、長くなるのでこれぐらいにしておきます。

やはり、薬剤師としてのやりがいは、正しい薬の使い方を医師や患者さんに伝え、病気が治っていく過程を共に歩めるという点でしょう。

 

苦労

薬剤師には、忙しいルーチンワークが多く、あまり変化がないことが多いです。

上のような例は、日ごろのルーチンワークの中で、たまーーーに出てくるぐらいで、ほとんどは同じ確認作業の繰り返しが多いのが現状です。

例えば、処方箋の記入漏れを病院に問い合わせることであったり、状態変化のない患者さんにいつも通りの薬を渡すなどですね。

なので、変化が欲しい人は、もどかしさを感じるかもしれません。

在宅などがあると、また変化がたくさんあるのでしょうが…

 

それから、患者さんや一般の方に、仕事内容を理解されないことも多々あります。

薬局内にいる薬剤師は、一見動いていないように見えても、頭はフル回転させて、飲み合わせを確認していたりしていることがあります。

また薬剤師のやるべき仕事は済んでいて、事務さんが説明用紙を印刷しているのを待つしかない状況もよくあります。

早く薬を渡したいのですが、渡す作業に入れないという状態です。

動いていないように見えて、意外と見えないところで働いているので、あまり薬剤師を責めないでくださいね!

日常業務も紹介しているので興味あれば訪問お待ちしています。

 

イメージほど給料は高くない!!

世間から、「薬剤師はめちゃくちゃ給料をもらってる」と思われていますが、そんなことありません!!

薬剤師の給料は、低くはないが、高くもない。という感じです。

感覚的には、一生、年収600万という感じです。

そこらへんの少し有名な企業のサラリーマンであれは800~1000万もらっているので、そんなに高給取りではありません。

お金目当てで薬学部に来た人はここで泣きをみます!笑

 

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最後に

薬学部、薬剤師になってからの苦労などを紹介しました。

薬学部は科学が好きな人には、本気でおすすめできるいい学部です。

薬学部/薬剤師に興味あり悩んでいる方などいましたら、気軽に相談してくださいね♪

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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4 件のコメント

  • takashiさんは見てても本当に薬剤師が“性に合っている”って人間ですねー笑

    給料は高いイメージやけど、あまり上がりにくい感じなのね‪・ω・‬

  • 薬学部の友達がいますが、みなさん忙しそうですね

    医療系(医師以外)の給料って中々上がりづらいですよね〜泣

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