メーカーは電気学生を必要としている!

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はちみつりんご

地元のメーカの電気技術者。大学時代は電気電子専攻。音楽が好きな理系女子。

電気電子の学生が就職を考えるにあたって、まず思い浮かぶ会社は電子部品や電子機器などの電機分野の会社だと思います。

ですが、

「電機分野とは違う会社に入りたい!」

と考える方も多いと思います。

私もその1人でした。私は学生時代電気電子専攻で、新卒で就職した先は機械メーカーです。

「専攻分野と違う会社って、雇って貰えるの?」

「他の分野の知識が無いから不安…」

と考えてる方。

大丈夫です

むしろ電気系の学生は他分野から需要が高く、歓迎されていると私は考えています。

今回は、私が

“どうして専攻分野と違う会社を選んだのか”

“電気技術者として機械メーカーに就職して感じたこと”

を紹介しながら、電気学生がメーカーに求められている理由を伝えていきたいと思います。

 

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・電気電子学生が機械メーカーを選んだ理由

電気電子専攻の私が機械メーカーに就職しようと考えた大きな理由は、

狙い目だと思ったから

需要があると感じたから

の二つです。

 

電気学生にとって専攻分野じゃない会社は狙い目?

私が就職活動を行っている最中のこと。インターンにいくつか参加したのですが、電機メーカー以外の会社に行ったとき、人事の方に必ずと言っていいほど言われた言葉は、

「電気系の学生は中々来てくれないんですよ〜」

でした。

では、なぜ電気系の学生は専攻分野以外の会社に目を向けないのでしょうか?

考えられる理由としては、

“電機の方が面白そうだから他は興味がない”

“そもそもその会社で電気電子の学生を雇っていることを知らない”

“興味はあっても、「電気電子の自分が行っても場違いなんじゃないか」と思い、インターンや訪問に行かない”

などが挙げられます。

電機以外の業界も調べた上で、電機を選択することは良いことだと思います。しかし、他の選択肢を見ないで、もしくは知らないまま電機を選んでしまうのは少々もったいない気がします。

はっきり言うと、メーカーは電気系の学生を欲しがっています

メーカーは簡単に言うとものづくりをする会社です。職人さんの手作りとかではない限り、ものづくりには機械を使います。そして、その機械には電気が使われているのです。

機械そのものを作る会社には、機械の中にある電気回路やプログラムを作る人が欲しいでしょうし、化学分野や食品分野では、製品を作るための機械をメンテナンスする人が求められます。

電気学生の就職先について詳しく知りたい方は電気系の大学生ってどんな勉強するの?を読んでみてください。

 

・分野外の会社に就職したいけど…

「そうは言っても不安だ!」

と、思ってらっしゃる方もいるでしょう。そこで、そんな学生さんが不安に思う疑問について、実際に機械メーカーに電気技術者として就職して、感じたことを踏まえて解答していきたいと思います。

 

疑問その1 知識がないから無理なんじゃ…?

回路設計や制御設計として就職したとしても、会社で作る製品に関する知識はもちろん必要です。

「機械は苦手…」「化学はよくわからない…」

と言って、専攻分野外の会社を候補から外してしまう方も多いと思います。

確かに、機械メーカーでは、機械工学を学んできた人に比べると、大半の電機学生は知識がないでしょう。

しかし、雇う側はもちろんそれを分かっています。特に、新卒入社の人に対しては、入社してから学んで貰えばいい、と会社は思っているでしょう。講習を受けさせて貰えたり、入社後に学ぶ機会を設けてくれる会社も多いです。実際に私の会社でも、電気技術者向けに、外部で機械系の講習に行く機会があります。

ですので、知識がないからと言って、不安に思う必要はないと思います。

それに、あくまで主な仕事は“電気”に関わることですので、企業も電気に詳しい人材を求めています。少し話は逸れますが、電機系以外の会社では電気に詳しい人の方が少ないので、そういう企業に入ると、電気技術者(もしくは電気系出身)は重宝されるというメリットもあります。

 

疑問その2 専攻分野と違うとやっぱり大変じゃない?

前項でも述べましたが、専門外のことを学ぶことになるので、大変だとは思います。

しかし、大変なのは自分の専攻分野を扱う会社に就職した場合も同じです。

大学は、専門を学ぶと言っても、幅広い知識を身につける場です。メーカーでは、製品についてより深いところまで理解する必要があります。会社特有の技術もあるでしょうし、たとえどんな会社に入ろうと、学び続けることになるのです

私も機械系の授業はあまり成績が良くありませんでしたし、不安に思うことも多かったです。

しかし、いざ会社で業務をする際に、先輩や上司に質問すると、初歩的なことでも教えてくれました

タイミングや尋ね方は考える必要があると思いますが、学ぼうとする姿勢があれば、会社は力を貸してくれるでしょう。

 

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【結論】“電機以外のメーカーで電気技術者の需要は高い!”、“知識がなくても学ぶ意志さえあれば十分!”

何度も言いますが、メーカーは電気電子の学生を欲しがっています

例え、他分野の知識がゼロだったとしても、「よりよいものを作りたい!」と積極的に学ぶ姿勢があれば、周りも必ずサポートしてくれます

「電機以外のメーカーに就職したいけど不安だ」

という方は是非挑戦して欲しいですし、

「電機以外考えてなかった」

という方も、この機会に視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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