他大学の院試を受ける人のための研究室の選び方講座

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みしぇる。

大学院生。肺を眺めて日々を過ごしています。うさまるが好き。

みなさんこんにちは。

みしぇる。です。

 

今回は他大学の大学院入試を受けた私の体験を元に、他大の大学院を受験するにあたってどんなことをすべきかを紹介していきたいと思います。
 

研究室選びの時の参考にもなるかと思うので大学院進学にあたって悩んでる研究室選びどうやっていいかわかんない、という学生さん必見です!

 

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とにかくググる

 

“研究室名or先生の名前”をググる

興味のある研究室やこの先生の元で勉強したいというのが決まっている人は、研究室のHPをまず見てみましょう。どんなプロジェクトが進行中なのか、学生はどれくらいいるのかなどの情報が得られます。

 

博士課程への進学を考えている人には特に見てほしい所があります。それは”近年アクセプトされた論文”の欄です。論文がどのくらいの頻度で出ているかも大事ですが、学生が論文を執筆しているか、に注目して見てほしいと思います。また、学生が筆頭著者となっている論文がどれくらいあるのかもその研究室の研究力を計るのに良い指標となると思います。

 

“日本学術振興会”をググる

学振、ってご存知でしょうか?

学振とは、日本学術振興会の略称であり、博士課程進学予定者または在籍者に対し生活費および研究費の援助を行う制度です。博士課程に進学するとなると、金銭的な面もかなり気がかりだと思います。この学振はそういった学生を支援するためにあるのですが、採用率は20%と狭き門であるというのが現状です。

日本学術振興会のHPでは学振通過者が掲載されており、どこの研究室から何人通過しているのかを知ることができます。実際調べてみるとこの学振の通過者を多数輩出している研究室があったりします。そうした研究室では学振通過のためのノウハウや過去の先輩の資料が豊富にあるといった利点があります。

博士課程への進学を金銭的な面で迷っている方は、こうした研究室を選択するというのもアリなのではないでしょうか?

 

“先生の名前 科研費”をググる

いざ研究室に入っても、研究するための機械や試薬などがないと実験はできません。研究に必要なものは、先生方が申請書を提出しそれが認められた場合に支給される研究費で購入されています。

研究費と言っても色々あるのですが、一番有名なのが”科研費”と呼ばれるものです。科研費を取れているかどうかは、研究室にお金があるかの一つの指標となるのでこれも要チェック事項です。

 

研究室訪問に行ってみよう

さて、色々とググった結果2、3研究室までに候補は絞れるのではないかと思います。そこで実際に研究室に訪問してみましょう。

研究室に訪問する目的は、”研究室の雰囲気を感じて自分に合っているかを確かめること”です。

 

自分の興味のある研究テーマがあり、資金も潤沢で、論文もたくさん出ていて、学振に通っている博士課程の先輩がいる研究室でも人間関係が劣悪だったりすると、研究室生活がかなり辛いものになります。また、先生方(特に教授)との相性もかなり重要なので実際に話をすることをオススメします。

研究室訪問した際に、他大学である場合は大学院入試について内部の学生や先輩から情報を入手してきましょう。多くの場合、過去問や解答をくれたり、使用している教科書を教えてくれたりするので勉強がかなり楽になります。逆に解答がないとかなり苦しくなるので必ず手に入れましょう。

 

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番外編

実際のところ

「ググっても研究室のホームページがありません」

「過去問が手に入りませんでした」

「もう少し詳しい内部情報が知りたいです」

などの声もあると思います。

 

そんなあなたを救ってくれるのが”東大院試サークル ESCAPE”という、インカレサークルです。大学院入試突破を目指している人たちがメンバーなのですが、その数現在350人!このメンバーの中には既に院試を突破された方も多く在籍しており、院試の勉強法や合格に何点必要かなどの情報を共有してもらえます。実際に大学院に在籍している方に連絡しお話が聞けたりもします。

情報不足で困っている方はぜひ加入してみてはいかがでしょうか。(ちなみに私もメンバーです)ツイッターのDMからご連絡いただければ加入できるそうです。興味がある方はこちらからどうぞ!

 
最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでもみなさんの研究室選びの手助けとなれば幸いです。
 
また、こんな記事が読みたい等のご意見ありましたらツイッターやコメントからお願いします。
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