最新記事 by ともよし (全て見る)
- 【毎月第1火曜21時】オンライン理系とーくバー日程&テーマ一覧 - 2024年10月14日
- 博士号持ち理系とーくバー店長の「バーにかける思い」とは? - 2024年6月21日
- 第3回バーの隣でBBQパーティー〜卒業・栄転おめでとう〜イベントレポート - 2024年5月27日
- 先週/今週の理系とーくラボ:細菌学セミナーにRTLセミナー! - 2024年4月10日
- バーチャル理系とーくバーcluster店のご案内【4/12がラスト→以降別イベントと統合予定】 - 2024年1月20日
どうも、有機系研究室D3のともよし(@tomo141)です。
今日は、有機化学系研究室に入ろうとしている人(主に配属前)に向けて、メッセージを送りたいと思う。
要点をまとめるとこんな感じ。
- 有機化学はおもしろい
- 就職も良い方だと思う
- だけど研究室生活はしんどいよ
- 生半可な気持ちで入ってくるんじゃない
目次
有機化学はおもしろい
人によるだろうけど、この記事を読んでいる時点で共感してもらえる確率が高いと思う。
そう、有機化学は、おもしろい。
世界を原子レベルで理解できるようになる
世界中の多くのものは、分子でできている。
この分子を、有機化学の研究をすれば、原子レベルでみれるようになる。
しかも、原子レベルで分子を設計して、それが自在につくれるようになる。
だれもできなかったことを、成し遂げる
だれも創れなかった反応を創って、歴史的に有名な科学者になれるかもしれない。
だれも創れなかった薬を創って、誰も治せなかった病気を治せるかもしれない。
だれも創れなかった素材を創って、世界一便利な製品を創れるかもしれない。
夢は広がるばかりだ。
就職も良いほうだと思う
そう思う。バイオの分野がぐんぐん伸びてきているけど、まだまだ有機化学者は活躍できると思う。
製薬企業、化学メーカー、わりと広く、就職先がある。
ぼくの周りのみんなも就職には困っていない。
就職は良いほうだ。
(CMです)
LINE登録特典ができました!
有機系博士ともよしがイベントで使用したスライド資料①②の2点です!
↓
①「有機化合物の分離/精製 基礎から上級テクニックまで @ 異分野融合Bar」
②「有機化学Bar 〜有機分子の構造決定をしてみよう!〜」
だけど、研究室生活はしんどいよ
これなのだ。有機系の研究室は、他の分野に比べてしんどい場合が多い。
レベルの高い研究室だと、12時間くらい“は”、研究室にいるのが当然なのではないか。
下手すりゃ15時間、18時間研究室にいることにもなる。
「研究が大好き♡」という優秀な変態たちが集まる世界で、果たしてきみは、やっていけるだろうか?
生半可な気持ちで入ってくるんじゃない
軽い気持ちで入ってくるんじゃない。
強い覚悟と、強固な志を持って入ってきてほしい。
「辞めたい……」という自分を奮い立たせるのは、「自分で選んだんだ」
必ず、「なんでこんなつらいことしてるんだろう」と考えるときが来る。
「辞めたい」いや、「辞めよう」と思うときが来るかもしれない。
辞めてもいいんだ。だけど、「本当は辞めたくない」という気持ちのおかげで踏みとどまって、そして「自分で選んだんだ」ということを思い出して、頑張れる。
「つらくてもいい。やりたい。」こう覚悟を決めて、入ってきてほしい。
この覚悟が、きみを強くする。
(入ってくるなら、)負けんなよ。
一緒にがんばろう。
コメントを残す